水槽セットの選び方!設備費用が激安になる!?【アクアリウム初心者向け】

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アクアリウムを始めようと思う方。
水槽を新たに増設したい方。

アクアリウムとひとことで言っても、水槽、ろ過器、照明、ヒーターなどと必要な設備は多数あり、それらを単体で購入すればそれなりにお金がかかってしまうもの。

水槽は各メーカーやショップから販売されているセット商品で購入したほうが断然お得!

沢山の種類がある水槽セット商品の選び方について紹介。


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Contents

セット商品のメリットとデメリット

水槽を新たに導入したい場合、少しでも設備費用を抑えたいのですよね?

そんな時、水槽単体だけでなく選択肢として挙がるのが水槽セット商品。

多少のデメリットもありますが、単品での購入よりもメリットは沢山あります。

デメリット

あまりデメリットは少ないと思いますが、考えられることは自分の求めている商品を選べないこと。

セットとして販売することで価格を大幅に下げることが可能になっているため、当然そのセット内容までは選ぶことはできません。

水槽以外の設備はすでに揃っているか、他に希望の商品がある場合は水槽セットでの購入は余計なものまでついてくることになります。

メリット

セットでの購入のメリットは沢山あり、特に初心者の方が設備を用意するには最適です。

何よりも大きいのは価格です。

通販サイトやホームセンターなどで単体の商品をそれぞれ見てみるとわかりますが、セットになっている商品をバラバラに購入するとかなりの金額になってしまいます。

セットで購入することによって初期費用を抑えることが出来るので、初心者にも優しい商品。

商品によってどこまでセット販売しているかは違いがありますが、知識や経験の少ない方でもセットで購入することによって必要なものを揃えることができます。

水槽セットの選び方

各メーカーから多数販売されている水槽セット商品。

飼育目的やセット内容、設置場所などを考慮しながら自分に合った商品を選びましょう。

購入前にはセット内容を必ずチェック

アクアリウムの水槽や設備が多数販売されている分、それらをセットにした商品も色々な種類があります。

それらは基本的に用途に応じた組み合わせで分けられています。

重要なことは、自分がどのようなスタイルを求めているのか?熱帯魚は何を飼育したいのか?をはっきりさせておき、それに合った商品を選ぶこと。

そのためには必ず購入前にセット内容を確認しておく必要があります。

熱帯魚用セット

必要な設備

・水槽
・上部フィルターor外部フィルター
・観賞用照明
・水温計
・餌
・その他(カルキ抜き、バクテリアなど)

熱帯魚は暖かい地域に分布・生息している淡水魚で、水温は25℃前後に保つ必要があります。

ろ過器は言うまでもありませんが、ヒーターは必要不可欠となります。

また、熱帯魚は観賞魚としての魅力が高く、照明があるのとないのとでは大きく違いますので、照明も必須と考えましょう。

金魚・メダカ用セット

必要な設備

・上部フィルターor水中フィルター
・観賞用照明
・餌
・その他(カルキ抜きなど)

金魚は日本にも分布する淡水魚で比較的低めの水温で飼育します。

観賞用照明もないよりはあったほうが断然綺麗に見えます。

水草用セット

必要な設備

・外部フィルター
・観賞用、育成用照明
・ヒーター
・水温計
・肥料
・その他(水草・ソイルなど)

水草は光合成をするため、二酸化炭素と強めの光を必要とします。

種類によっては二酸化炭素の添加が必要になり、その場合は水中に解けた二酸化炭素を逃がさないために、ろ過器は上部や外掛けではなく密閉型の外部式が基本とされます。

わりと強めの光が必要になるので、高光量の照明が必須。

海水魚セット

必要な設備

・外掛けフィルター、外部フィルター
・観賞用照明(ブルー)
・ヒーター
・水温計
・人工海水
・比重計

海水魚の場合、淡水の熱帯魚、水草、金魚などとは異なり、海水での飼育になるので塩害対策のされた専用の設備と人工海水が必要。

暖かい地域に生息する魚を飼育するためにヒーターと水温計は必須。

 

 

このように、何を飼育していきたいのかによって必要な設備は違ってくるので、自分がやりたいことに合っていない商品を購入するといらない物、足りない物が出てきてしまい、セット商品のメリットはありません。

これからどのようなスタイルのアクアリウムを始めたいのかが決まれば、必ずセット内容をチェックしておきましょう。

また、同じジャンルでもセット内容の違う商品が多数販売されているので、足りない物、余計な物がないかよく確認しましょう。

選び方のコツ

アクアリウムと言ってもスタイルは様々で、小さな水槽をデスク脇に置いて気軽に鑑賞を楽しみたい、大きめの水槽で繁殖させたいなどと設備によってはできることの幅は沢山あります。

また、インテリアとしてもオシャレに演出することのできるデザイン水槽も徐々に増えてきています。

しかし、見た目やスペースの都合ばかりで長期間維持できるほどアクアリウムは甘いものではないのも現実。

定期的な管理や観察は必要ですし、水槽や設備のサイズに合っていない数や大きさの魚種を導入すればすぐにトラブルが発生します。

中には小さいのに攻撃的だったり、飼育するに連れて大きくなりすぎたり増えすぎたりといったこともあるため、飼育する生体の性質をよく知っておく必要もあります。

水槽セットを選ぶ順序として、何をどのくらい飼育したいのかを考えその生体に必要な水槽サイズ(飼育水量)と設備は何なのかをリサーチしてから商品を探すようにしましょう。

見た目が気に入って熱帯魚を選ぶことはもちろん悪いことではないですし、むしろ見た目で選ぶことが基本でもあるのですが、中には可愛らしい見た目と違って同じ水槽内にいる他の魚をつついたり追い掛け回したりする種類のものもいます。

また、購入時は小さくても数年間育てていくと驚くほどに大きくなる種類もいますし、繁殖しすぎて過密になってしまうケースが多いため、そのような種類の魚種を飼育したい場合は導入する数に対して多少大げさなくらいの水槽設備を準備するくらいがちょうどいいと思っていたほうがいいでしょう。

水槽サイズで選ぶ

飼育目的からサイズを選ぶという順序でもいいのですが、まずは水槽が設置可能なスペースを確認してからサイズを選ぶという順序もありです。

むしろ、これを無視して水槽を購入してしまうと、アクアリウムのために後からスペースを確保することになるので大変です。

あまりスペースが確保できない、もしくはちょっとだけアクアリウムを楽しみたいという方には、30cm水槽くらいがちょうどいいでしょう。

飼育水量が少なめなので飼育可能な生体は限られてしまいますが、ちょっとしたスペースでオシャレに演出できます。

中でも30cm立方体のタイプは水量も多く見た目もそこそこインパクトがあるので30cm幅が確保できれば立方体の30cmキューブタイプがオススメ。

設備もそれなりにしっかりしたものが揃っていますので、過密状態にだけ気をつけておけば、気軽に始められるサイズ。

アクアリウムの主流は60cm水槽で、飼育水量も多く設備も充実しているため、できることの幅はかなり広がります。

メンテナンスもしやすく、大きすぎず小さすぎずといったところなのでスペースが確保できるなら60cm水槽のほうがよりアクアリウムを楽します。

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飼育する生体で選ぶ

設置可能な場所に余裕があり、ある程度の融通が効くのであれば、飼育したい生体の種類と数に合わせて商品を選ぶのが基本です。

どのような大きさのものを準備しても、過密飼育というのは失敗する方向へしか進みません。

沢山いる熱帯魚の中には、見た目とは違って凶暴、想像以上に大きくなる、ありえないくらいの数に増える、などといった特徴のある種類のものもいます。

まず見た目で飼育したい熱帯魚を選ぶのは誰しもそうですが、その魚を飼育するにはどのような設備と水槽が必要なのかを把握して、それに合わせた商品を探すようにしましょう。

飼育数や大きさに合っていない水槽を選んでしまうと、結局後から「もう少し大きいほうが良かった」ということになってしまいます。

導入時には小さくて数も少ないかもしれませんが、この先何年間か飼育した時にどのような状況になるのかまで想像してから余裕のある商品を選ぶことをオススメします。

セット商品なら初心者でも安心

セット商品の最大のメリットは安さにありますが、まだ知識も経験も浅い初心者にとっては大きなメリットがあります。

それは、必要な設備が全て揃っていること。

セット商品の中には「スターターセット」「ビギナーセット」などといった必要なものを全て揃えてそのままアクアリウムを始められるものがあります。

フルセットともなれば水草やそのサイズに合っている熱帯魚をセットとしたものまであります。

アクアリウムには専門的な知識とそれなりの経験がないと失敗しがちな趣味ですが、最近では設備能力の向上、取り扱いのしやすさ、良心的な価格などから、必要と言われる設備を整えて言われた通りにしておけば簡単に始められるようになってきています。

特に何もわかっていなくても、必要と言われたから買った。
そうしたほうがいいと言われたからそうした。

だけでもうまくいくようにできていて、特に専門的な知識がない段階でも失敗するリスクは少なくなっています。

色々と調べたり、価格調査してみたりするのも楽しみのひとつでもあるのですが、「そこらへんの難しいことはいいからさっさとアクアリウムを実践したい」という方には、これらの「スターターセット」や「ビギナーセット」などが向いています。

経験者もセット商品のメリットはある

セット商品は特に初心者の方にはうれしい商品ではありますが、すでにアクアリウムの経験がある方でもメリットが全くないわけではありません。

新たに増設したい場合はもちろん価格面でお得です。

他にも、「新しい水槽とろ過器だけほしい」「予備タンクとヒーターだけほしい」といった場合でもセット商品が役立ちます。

仮にそのセットの中に今は不要なものが入っていても、いつかは使えるものだったり、セットだからこそお買い得のものが含まれている場合などは単品よりもセット購入という手もあります。

ろ過器や水槽は一度購入すれば長期的に使用できるものですが、餌やカルキ抜きといったものは消耗品のため、あって困るものではありません。

ヒーターや水温計などもあまり長期に使用できるものではないですし、突然故障したり、予備的に必要な場合が出てきたりすることがあるので、予備として置いておくことでトラブルを防げます。

何かを新たに購入する場合は、目的の商品を単体で探すのと同時に、セット商品も視野に入れてみると思わぬお得商品に出会えるかもしれませんよ。

セット商品はメーカーよりもショップで購入

アクアリウム設備の各メーカーは水槽セット商品にも注力しているため、熱帯魚用、海水魚用、小型魚用など様々な用途に合わせてジャンル分けして販売しています。

ただ、各メーカーから販売されているのは当然自社製品の組み合わせとなるため、バリエーションは少なくなります。

もちろん、メーカーを揃えて購入したいというこだわりがある場合は向いていますが、設備によって希望のメーカーなどが分かれてしまう場合もあるので選択肢は狭くなります。

そこでオススメするのはショップのオリジナルセット商品です。

専門のショップでは知識と経験が豊富なスタッフが厳選してオリジナルのセットを格安で販売しているため、こちらのほうがより現実的なセット商品だったりします。

特にネットショップなどのセット商品は価格が非常にお得で、それなりに重量のある商品を自宅までもってきてくれるという利点もあります。

ショップで売られるセット商品は、目的別、サイズ別、生体付き、初心者向けなど多種多様なユーザーのニーズに答えるようにかなりのパターンの組み合わせが用意されているのでオススメです。

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まとめ

水槽選びの記事でも述べたように、結局のところは自分の納得のいくものを選ぶことがベストとなります。

ただ、これまでに沢山の経験を積んだアクアリストたちの意見はとても勉強になり、勧められるにはそれなりの理由があるわけです。

また、販売するメーカーやショップもアクアリウムを研究し、ユーザーの意見に答えるべく日々努力した上で素晴らしい商品を提供してくれるわけです。

何もわからないけれど新しい趣味の世界へと飛び込んで行きたい。

どうしていいかわからないのならメーカーやショップの言われることに素直に乗っかってしまうという手もあります。

色々と悩みながら考えていくこともアクアリウムの楽しみでもありますし、さっさと設置して鑑賞を楽しむのもいいと思います。

いずれにせよ、失敗して嫌な思いをしたくないのは誰しも同じ。

最初の準備段階で間違った選択をしてしまうと、セット商品のメリットも得られず、失敗して悲しい思いもしてしまいます。

水槽セット選びのコツ。

これらのポイントを参考に、自分に合った商品を購入してアクアリウムライフを楽しいものにしましょう。

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