とあるラーメン店の店主

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先日、少し離れた町にある、ちょっと名の知れたラーメン屋に行きました。
その店の名前は以前から知ってはいたのですが、なかなか行けず。
よくある個人でやってるような小さなお店で、初めて行くときにはちょっと勇気がいる感じ。
ラーメン屋のイメージって、狭くてちょっと独特の臭いがしたりして、店内も脂っぽいような感じのイメージありますよね。
なんとなくそれ系のお店なので、恐る恐る店内を覗いてみると、カウンターしか空いていなくて、ちょうど入口付近にいた店主らしき人と目が合った。
痩せ形で白髪混じり、60過ぎくらいかな、いかにも「頑固な店主」って風貌・・・

あ・・・。

覗くだけだと
「入るの!入らないの!」
って言われそうな気がしたので、かなりの低姿勢モードで

「二人いいですかね~?」

と聞いてみると、

「あ、はい!カウンターでよろしかったらどうぞ~!」

なんとびっくり!
見た目は完全に頑固オヤジにしか見えないのに、声のトーンは予想以上の高温で、受付嬢ばりのニッコリ笑顔!
嫁を呼んで中に入る時もこちらをみながらずっとニコニコ!
ほんとに見た目とのギャップがすごいありました。
その後も、水を持ってきたりメニューを聞いたりするときも、ニッコリ笑顔で高い声で対応。見た目は頑固オヤジ。
しばらく見ててなんとなく思った・・・。
まさか・・・オネエ??
そこまでカマっぽくはないんだけどあれくらいの年でそんな接客の仕方する人はなかなかいないと思う。
それにもう一つ、どう考えても店主でしょ!って年齢なのに、ウェイターとして接客してる。
色々と不思議・・・。
注文した品が来て食べ始めた頃、少し店内が空いてきて、昼時でバタバタしてた雰囲気もなくなり、落ち着いてきた様子。
気が付くと、カウンターには自分たちと、端っこにサラリーマンが一人、後ろのテーブルに親子が一組のみ。
店内はわりと静かな感じになってて、さっきの頑固オヤジオネエの方も、手が空いてきたのか、カウンターにいるサラリーマンと世間話をし始めました。
自分たちは、スープの味がどうとか、チャーハンがどうとか話してたのですが、ふとした拍子にそのサラリーマンとオヤジオネエとの会話が聞こえてしまった。

「いや~チーム○○のあの○○ちゃんがさ~・・・・」
「でもあの娘はたぶん卒業してから~・・・・」

嫁も自分も手が止まって、二人とも目が点・・・。

(マジか~・・・見た目は老舗ラーメン店の頑固店主にしか見えないのに、ちょっとオネエ入ったアイドル好きかよ~!)

ほんと見た目とのギャップがすごいんですよね。
その後も食べ終わるまで15分間くらいの間、新規のお客さんも入って来なくて、ずっとアイドルの話で盛り上がってました。
食べ終わって清算する時も、やっぱりちょっとオネエ対応。
清算してる間に改めて店内を見回してみると、芸能人やスポーツ選手などのサイン色紙が色々と壁に貼ってある中、よくよく見てみると、3割くらいはアイドル?的なサインでした。
店から出て、車の中ではもちろん嫁とその話題。
別に偏見があるとかではないんですが、年配でアイドル好き!そーゆー人もいるだろうな・・・
とは思ってても実際にそういった人を見たのは初めて。
ましてや、色んな意味でシビアな業界のラーメン店(の恐らく店主)
ホントにアイドルというものはそれだけ日本で独特の文化を生み出してるんだなと改めて、というか初めて身近に感じた。

日本は自由の国、言論、表現、宗教と色々な自由が与えられている国。

忙しい時間帯をすぎたラーメン店で、店員とお客さんがアイドルの話してる。

なんて平和なんでしょうね。

あ、ちなみに
ラーメンの味は自身ベスト3に入るくいらいのびっくりするほど美味しいラーメンでした。

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