エンゼルフィッシュ雌雄判別、オスとメスの見分け方

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エンゼルフィッシュの雌雄の判別は、繁殖を目指す場合には必須な能力のひとつです。
ですが、エンゼルフィッシュの雌雄判別は難易度が高く、熟練したブリーダーでも困難と言われ、例え判別をしたとしても100%正解とは言えないことが多いため、簡単に雌雄判別できるような話ではないようです。

多数飼育中に勝手にペアを組んでくれれば、どちらかが雄でどちらかがメスとなります。(稀に同性愛らしき光景もあるようですが・・・どちらにしろ繁殖できないのであまり気にすることではありませんね)
複数飼育で自然に繁殖するのを待つ場合だと、何も判別する必要はないのですが、うまくペアを組んでくれない場合や、意図的にペアリングさせたい場合には判別の能力は必要になってきます。

ほんのわずかではありますが、見た目で判別が可能な雌雄による差はあるようで、おでこの形や体の形、サイズや、卵管と精管の違いなどをよく観察することによって判別する事ができるようです。

エンゼルフィッシュは幼魚の時期は雌雄の差がわかりにくいのですが、成魚になり、成熟してくれば雌雄の差が徐々に表れ始めて、判別は比較的容易にできるようになってくるようです。
飼育状況にもよるのですが、飼育開始から早くて半年、平均して11ヶ月前後で繁殖可能となるため、このころから雌雄の判別が可能ということになります。

以下に、雌雄のそれぞれの特徴とその判別方法を紹介しますので、参考にしてみて下さい。

・生殖器の形を見て判別する

生殖器は肛門付近にあり、個体が成熟し、発情してくると、突出してきます。
老いた個体は伴侶がいなければ、なかなか発情しないようですが、若い個体は伴侶がいなくても頻繁に発情するので簡単に確かめることができます。
生殖器の形は、飼育本、他のサイトなどではよく、雄は三角形、雌は四角形と表現されていますが、なかなかピンと来ないと思います。
カタチよりも、注目してもらいたいのは「太さ」です。
雄の輸精管が1㎜程で先が尖っているのに対し、雌の産卵管は1.5mm~2.5mmと太く、まさに「管」と言った感じです。

エンゼルフィッシュの生殖器の場所と雌雄の形の差↓
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エンゼルフィッシュのオス↓
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エンゼルフィッシュのメス↓
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それでも判別できない場合は以下の項目も参考にしてみるといいでしょう。

・幼魚期からの成長度合で推測(雄の方が成長が早い傾向にある)
・前頭部(おでこの部分)が若干出てくるものが雄の可能性が高い

・抱卵すると明らかに腹部が膨らんでくる

これらの要素も含め、生殖器の形からの判別と複合して観察してみると、雌雄判別の精度は上がると思われます。

実際には、雌雄を確実に判別するには、産卵している所を見たり、もしくはペアリングが成立し、ペアで泳いでいるのを見て、2匹のわずかな差で判別する方法をとるブリーダーが多いようです。

雌雄を判別するためには、とにかくよく観察することが大切になりますので、これらの情報を参考にしてみ、注目してみると何かわかるかもしれませんね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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