外掛け式フィルターの静音性、価格や濾過能力を比較

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外掛け式フィルター比較

安価で簡単に設置が可能な外掛式フィルターを徹底比較

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比較といってもそれほど知らないですが、使用してみた商品で比較。

特に「これがいい」というものはないですし、管理のしやすさや、静音性などは、どの程度気になるか、どの程度なら妥協できるのかというのは個人差があり、一概に言えません。

どの機種にも長所・短所があるので、ご自身の要求にあった長所をもつ機種を選ぶことが重要です。

現在売られている外掛式フィルターは、基本的な構造はほとんど同じですが、取水口の形状や長さ、排水口の幅などに若干の違いがあります。

このあたりは使い方次第なので現物とご希望とを照らし合わせて選ぶべきだと思います。

外掛け式フィルターは、大きく分けて2種類に分類され、モーターの位置に違いがあり、濾過槽の中にあるタイプと、濾過槽の外側(下)についているタイプがあります。

また、それぞれ取水パイプの上部についているタイプと、取水口についているタイプがあり、厳密には4種類のタイプがあります。

一般的に水中にモーターが浸かっているタイプは運転音が小さいと言われていますが、実際にはそれよりもモーターの工作精度などの方が運転音の大小に影響しています。

水の中にあってもモーターがダメなら大きい場合もあります。

小型水槽に使う場合、上記のうち水中にモーターがある2つのタイプは、モーターの回転によって発熱し、飼育水と接しているため、熱交換によって飼育水温が若干上がる傾向があります。

冬場の場合はどちらかと言えば、機械の放散熱を飼育水の保温に使用していることで、エコな効果もあり、特に問題はないですが、逆に夏場になると水温上昇に拍車をかけるので注意が必要です。

モーターが水中にあるものと、濾過槽下にあるものの2タイプはたいていの機種で、いったん電気を止めたら再始動させるために呼び水が必要となりますが、ただ水を入れてから始動するだけなのでそこまで面倒ではないです。

それすらも面倒な方は、呼び水の必要がないタイプを選びましょう。

モーターの運転音の大小は、モーターが濾過槽内にあるか、水中にあるかで違うと言われていますが、実際に使用してみると、どれも同じようなもので、外掛け式フィルター自体が静かなので気にするほどの音ではないです。

それでも時々振動音が突然うるさくなる時がありますが、そういった時はたいていは、モーターが原因ではなく、設置している位置がずれていたり、フタが開きかけていたりして、カタカタと振動している場合が多く、設置位置を調整したり、フタをしっかり閉めればすぐに静かになります。

設置の方法、位置、調整、飼育水の水位、ろ材の入れ方、フタの閉まり具合などしっかり点検しても静かにならない場合はモーターの不具合、または故障の可能性があるので、音が気になるようであれば新品と交換するしかありません。

モーター単体で注文すると逆に高くついたりするので外掛け式フィルター一式を購入したほうが早いです。

もったいない気がしたりもしますが、そこまで高価なものでもないですし、消耗品だと思って買い換えましょう。

モーター音が急にうるさくなった場合は、内部の部品の破損。

また、機械ですので、同じ工場、設計、組立をしていても「個体差」というものがあり新品でも「アタリ・ハズレ」があったりします。

買ったのが「アタリ」なら静かですし、「ハズレ」なら最初からうるさかったりします。

そういった事実が発覚した場合、ショップやメーカーに問い合わせてみたほうがいいかもしれません。

交換はしてもらえず泣き寝入りの可能性もありますが、もしかしたら初期不良で交換してもらえるかもしれないので何もしないよりはマシです。

『ワンタッチフィルター(OTシリーズ)』

モーターが濾過槽の下側にあるため水温の上昇は“まあまあ”、音はハズレならたいへんうるさいですがハズレが少ないようです。
アフターサービスも良く、交換部品も入手しやすい。
ただし、蓋がビリビリ共振するのが多くそれは難点です。

Contents

GEX『簡単ラクラクパワーフィルター』

これもモーターが濾過槽の下についていますが、音はさほど気になるほどではないです。
濾過槽が大きく、流動ろ材やリングろ材を入れて改造はしやすいと思います。
個人的には一番扱いやすい商品です。
呼び水が必要で空回しは故障の原因になるので注意が必要です。

コトブキ『プロフィットフィルター』

ハズレは少なく静音性は間違いなく一番で、ほとんど無音に近いくらいです。
モーターは濾過槽の下についていて、テトラのとGEXのとの良いところを合わせたみたいな印象を持っています
見た目はスリムでかっこいいですが、スリムな分、濾過槽が狭く改造や、ろ材の追加には向いていません。
ただ、先ほども述べたように、この機種の静音性は別格で、ほぼ作動音は普段の生活する中では聞こえないです。

ニッソー『アクアパルQX』

モーターが濾過槽の中にあり、夏場の水温上昇に難が感じられます。
またモーターにハズレが多い。
ただし、濾過槽の中が単純な長方形なので一番改造はしやすいかなと思います。
また、他の機種では縁がある水槽に掛けようとすると掛ける部分の隙間が狭過ぎてうまく水槽の縁にかからないことが多いのですが、これは比較的広いため設置しやすくなっています。

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他にも外掛式フィルターは販売されていますが、価格帯から見てもこのあたりまでが消耗品として考えるならば無難かなといったところ。

これより上の段階になると、中途半端に大きくなり中途半端に高くのなるのであまりお勧めはできません。

個人的には静音性ならコトブキ『プロフィットフィルター』、操作性ならGEX『簡単ラクラクパワーフィルター』といったところだと思います。

ただ、静音性といってもほとんど違いがわからないくらいにどちらも静かですし、ろ過槽の取り扱いの面から考えると、GEX『簡単ラクラクパワーフィルター』のほうに軍配があがるかなと思います。

初心者でも簡単に設置できますし、メンテナンスもしやすいです。

いずれにせよ、外掛け式フィルターは安価で手に入るものなので、消耗品だと考えて、自分が一番取り扱い易い商品を選ぶことをおすすめします。

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