人喰いバクテリアとは!?アクアリウム観賞魚の病気が人間にも感染するのか?

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水槽管理をしている際に、水槽内にはどのような菌がどれくらいいて人体にどのような影響があるのか、どの程度なら大丈夫なのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

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特に小さいお子さんがおられる場合なんかはいくら手を洗っても気になってしまったりすることもあると思います。

実際に自分も普通のハンドソープで洗っても少し気になりますし、そもそも魚の病気が人にかんせんするのか?感染するとしたらどうなるのか?というのは前々から気になっていました。

人間への感染はごく稀なケース!?

結論から言うと、色々と調べてみたところでは魚類から感染する細菌性の病気はあまり重篤になるものは少なく、一般的な衛生管理をしていれば特に問題はないようです。

アメリカの24歳の女子大学院生が人食いバクテリア「エロモナス・ハイドロフィラ」に感染し、左足壊死、切断した上に一時心臓停止するなど重体に陥った、といった事例もあるようですが、極めて希な例のようです。

アクアリストなら知っておきたい細菌と伝染病6つ

細菌による伝染病の知識は、アクアリストとして知っていて損はないのでまとめてみました。

観賞魚を飼っている水槽まわりから人間に感染する病気は意外と沢山あるようです。

・サルモネラ症

家庭で飼育しているカメなどがサルモネラ菌を持っています。
人間には主に口経的感染で、激しい腹痛、下痢や嘔吐などの食中毒のような症状がでることがある。

・運動性エロモナス感染症

淡水域に広く生息していて、水生動物の腸内、陸上生物にも病原性がある。
人間には主に口経的感染で、食中毒のような症状がでることがある。

・ノカルジア症

土壌細菌として広く自然界に分布している。
人間には外傷から感染、または肺から侵入し菌腫を形成し皮膚、皮下に膿瘍を作り、肺では肺炎、肺膿瘍、空洞を生じ血液中に侵入すると腎臓や脳などに膿瘍を形成する。致死率が高いが、免疫機能が極度に低下した方でないと発症することは少ないと思われる。

・ビブリオ病(ビブリオ バルニフィカス)

人間には主に口経的感染で、汚染した海産物の生食や汚染した海水を飲み込んだりすると嘔吐、腹痛下痢などを起こす。免疫の低下した方、肝臓に疾患のある方は要注意。敗血症を起こし死亡する事もある。
傷口などを、汚染した海水につけると感染することもあり、皮膚を破壊し潰瘍を形成する。壊死性筋膜炎など人体を破壊する様子から人食いバクテリアと言われている。海岸などで貝などによる傷での感染例もあるので素足の場合は注意。

・ビブリオ コレレ

汚染した魚介類や汚染水を経口接種すると下痢、腹痛、嘔吐などの食中毒の症状を起こす。コレラほど重度な症状は起こさない。

・マイコバクテリウム症(抗酸菌症、水族館肉芽腫)

熱帯魚や海水魚に感染する非定型抗酸菌マイコバクテリウム マリナスは魚を飼っている水槽に付着している。

人間が感染すると発疹を伴った膿疱を形成して潰瘍や肉芽腫(水族館肉芽腫)ができるが、数ヶ月で自然に治り重症化することは少ない。

マイコバクテリウム fortuitumはカエルから分離され、魚は内臓に結節をつくる。病気が進行していくと骨格が侵され体のゆがみが見られる。

人間にはは主に外傷後の皮膚、軟部組織の感染が60%を占め他には骨関節、リンパ節など様々な部位に感染を起こす。

肺の感染は比較的少ないが、肺に基礎疾患を持った方だと2次感染としての感染例もあり、結核と同様な症状が見られる。非結核抗酸菌のため通常の抗結核剤が効かないので注意が必要。

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すぐに実行できる有効な対策

①メンテナンス後には手を洗う

普通の感覚では当たり前のことですが、石鹸でしっかり手を洗い、十分にすすいで、清潔なタオルで拭いてきちんと乾燥させること。
これをきっちりやっていればほぼ問題ないはずです。

②ゴム手袋使用

水槽周りの菌を手に付着させないため、また、手に傷口などがある場合はゴム手袋を使用することで、感染の確率は格段に下がるはずです。

ゴム手袋使用後は塩素系洗剤で洗うか屋外へ干しておく。
屋内の生活スペースには置かないようにする。使い捨てのゴム手袋を使用する場合は、使用後は裏返して外しすぐに捨てる。

③こまめにメンテナンス

各種細菌を過剰に増殖させないように、こまめな水換え、ろ過器の清掃、水槽周りの片付けと清掃、飛沫飛散の対策など、できるだけ細菌量を増やさない、エリアを広げないように、人間にとっての清潔を心がける。

メンテナンスの方法も台所、シンクをできるだけ使わずに管理できる状態に設備を改善していくことも大切。

④アクアリウムを諦める

ちょっと極端ですが、これらの感染症や、バクテリア、細菌がどうしても気になって、「不潔」「気持ち悪い」と感じられる方は最初からアクアリウムはやらないほうがいいです。アクアリウムとはそういったものです。

管理の面でも、「毎回手を洗うとかめんどくさい」「飼育水なんて近くの台所に捨てればいい」なんて方も同様、確かに手洗いは毎回やると逆に(水槽に洗剤が入るんじゃないか・・・)とか気になったりもしますが、水槽で飼育している生物と、人間の生活スペースの衛生管理とどちらが大切か。
考えたらわかることです。

一人暮らしで一人で不潔にしているのはまだいいですが、家族が同居している環境では、共有のスペース、料理や食事をするスペースなどでは特に気をつけるべきで、それが「めんどくさい」と思われるのであればアクアリウム自体をやめちゃっていいと思います。

本来は人間の癒しであるべきアクアリウムのはずが、周囲には不快感を与え、本人は負担を感じるようであればやらなくていいと思います。

まとめ

今回は、水槽の細菌が人間に感染するのか?感染したらどうなるのか?という疑問から、アクアリウムという趣味を始めるにあたっての心がまえにまで至りました。

最初のイメージでは、どうしても「飼育する」ということばかり見てしまいますが、それによる弊害、そのリスクをどれだけ自分でカバー出来るのか、家族の協力がいるのか。

どんな趣味を持つにしても、周囲の理解が必要で、迷惑をかけてまでやることなのかどうなのか、しっかり考えてから始めることが大切なのだと改めて感じました。

アクアリウムも4年くらいやっていますが、やっていてつくづく思う、神経質すぎる人はできないだろうな・・・かといって大雑把でめんどくさがりでもできない・・・。物事を慎重に、冷静、確実に進められる人に向いているのかなと思う。

自分はどちらなのかというと、完全に大雑把でめんどくさい側の人間です(笑)

ここまで偉そうに語ってきて最後にそれかよ!って思われるかもしれませんが、自分は水をこぼしたり、水槽内に手を突っ込んで水草を触ったりとか平気でやってるのでいつも嫁に怒られています(笑)

皆さんも、生活スペースを不潔にしないように、細菌による感染症をおこさないように、家族に怒られないように、自分のできる範囲でアクアリウムを楽しんでいきましょう。

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