エンゼル病の潜伏期間と購入時の注意点

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エンゼルフィッシュは初心者向けと言われるネオンテトラやグッピーと比べてもはるかに丈夫な熱帯魚です。

ただし、これは飼育する上での話であり購入時には病気になっていないエンゼルフィッシュを購入する事が大前提。

特に輸入直後のエンゼルは「エンゼル病」と言う非常に厄介な病気を保有している場合が多く、見た目は元気でも徐々に病気が現れて死んでしまう場合が多く見受けられます。

エンゼル病とは?

人によって呼び方は異なり、「エンゼル病」・「エンゼルエイズ」など多くの呼び名が存在します。

エンゼルフィッシュを飼育する上で必ず知っておかなければならない病気がこの「エンゼル病」。

特に輸入のエンゼルフィッシュに多く見られ、感染率も非常に高い病気ですので感染した一匹を水槽に入れるだけで他のエンゼルフィッシュもこの病気に感染してしまうという恐ろしい病気です。

世界中のエンゼルブリーダーを危機に追い詰めたほどの「エンゼル病」は1985年辺りに初めて発生し、世界中に飛火して大流行してしまった恐怖の病気。

エンゼルフィッシュだけではなく、ディスカスにも感染する病気で、「ディスカス病」や「ディスカスエイズ」とも呼ばれています。

驚異的な致死率と感染力

最大の特徴は何と言っても驚異的な致死率を秘めた伝染性の極めて高い病気だと言うこと。

少なくとも国内外のエンゼル、ディスカスブリーダーがこの病気によって廃業に追い詰められた人も少なくない。

ディスカスと呼ばれる大きな魚も同じ感染源で同じ病気に罹りますが、ディスカスの場合は身体が大きく抵抗力もあるので治療が可能です。

しかし、エンゼルフィッシュは身体が小さく抵抗力も無い為、治療ががとても難しいとされています。

気がついた時には手遅れ?

エンゼル病の潜伏期間は一週間から十日程度で、ある程度の日数が経過しないとわかりません。

そして病状はいきなり表れ、一日経つだけでもその状態は悪化して行きます。

初期症状もPH値が下がったときのような「何となく調子が悪い…」と言う状態から徐々に体が粘膜に多量の覆われて日を逐うごとに状態が悪くなっていく症状を現します。

購入は輸入個体に注意

エンゼル病はショップで販売されているエンゼルフィッシュにも潜んでいて、特に海外から直接輸入された個体は注意が必要になるのであまり海外産を購入するのは控えておきましょう。

すでにエンゼルフィッシュを飼育されている場合は、病魚が水槽内に入ると確実にいままで元気だったエンゼルにも感染してしまいます。

新しくエンゼルを買い足す場合には、購入直後には他の個体と一緒の水槽には入れず、最低でも1ヶ月は別の水槽で様子を見た上で混ぜるようにしたほうが無難。

値段の安さを優先して病気の持込みで嫌な思いをするか、それとも多少、高価でも信頼の置けるエンゼルを買うかそれは全て飼育する方のモラルとポリシーによるものとなります。

主にお店で販売されているエンゼルフィッシュは主に2つのタイプに分ける事ができます。

1つは主に東南アジア方面で養殖されて輸入される「外国産エンゼル」、もう一つは国内で養殖された「国産エンゼル」です。

外国産エンゼルはコストの都合上、沢山のエンゼルが1つの袋に詰められて東南アジアなどから日本に空輸されて来る為、見た目は何も問題なくても相当な輸送のダメージを受けており、弱った所に「エンゼル病」や他の病気を発病するパターンが非常に多く見受けられます。 (普通の熱帯魚店でエンゼルの名前に「国産」と示されていない場合は大半が外国産エンゼルです)

国産のエンゼルフィッシュは国内のブリーダーによって養殖されたエンゼルフィッシュで、値段は輸入エンゼルに対してやや高価な場合がほとんどですがその分、「エンゼル病」の心配がない為、初めての方でも安心して購入する事が出来ます。

ショップの管理状態もチェック

外国産のエンゼルを扱っているお店の場合、衛生管理を徹底していない粗悪な対応ではいくら国産のエンゼルでも「エンゼル病」に感染しますのでそのようなお店で国産エンゼルを購入する場合は充分な注意が必要です。

外国産のエンゼルフィッシュはエンゼル病の脅威がある為にお勧めはしませんが、もしどうしても欲しいと言うのであればエンゼル病の発生状況を細かく調べてしっかりとお店でトリートメント済みの個体を購入する事が大切です。

エンゼルフィッシュを買う前にそのエンゼルが何時入荷した個体なのかを店員さんに聞いてみて下記で説明するように入荷後10日以内の個体や、曖昧な答えでごまかすような場合は購入を控えたほうが良いでしょう。

エンゼル病の潜伏期間を過ぎても元気にしているエンゼルでしたら購入しても問題はないでしょう。

選択は覚悟の上で

国産エンゼルそのものはエンゼル病の発生以来、丈夫で高品質なエンゼルフィッシュとして確立していましたが、エンゼル病の発生以降は病気のない安心して購入できるエンゼルフィッシュとしての意味合いが非常に強くなっています。

少なくとも現在はエンゼルフィッシュの最大の購入ポイントはエンゼル病に感染しているかどうかが最も重視される状況になっていて、国産エンゼルは基本的に輸入のエンゼルと比べて3割から5割程度、価格の高い場合が多いですが、もし輸入エンゼルを購入して全部死んでしまう場合がある事を考えれば国産のエンゼルフィッシュを選ぶ事が結果として良い結果を表すことになります。

過去にエンゼルの新たな血統を導入する際に徹底した隔離飼育による防衛策を講じたのにも関わらず、エンゼル病の飛火により数千匹のエンゼルを犠牲にした苦い経験をされたブリーダーの方もおられるようです。

エンゼルフィッシュを初めて購入される場合だけではなく、新たにエンゼルを購入する場合も新しいエンゼルが病気を持ち込んでいままで飼育していたエンゼルも全滅すると言う話も度々聞かれますから十分過ぎるほどの注意をしておくに越したことはないです。

安価な外国産を買って全滅などさせてしまうよりも、少々値段が高くても信用できるお店で購入するほうが良いと思います。

お店によっては国産と外国産を分けているにもかかわらず、掬うアミが一緒なんてこともあります。
非常に感染力が高い病気なのでこういったところにも注意が必要です。

アカヒレ飼育水槽から引っ越し準備

30㎝キューブ三兄弟のうちの1つ。
アカヒレ飼育水槽から引っ越しの準備。
こちらがただ放置で何も目的のないアカヒレ飼育水槽。

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隣の水槽にサテライト設置。

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アカヒレ捕獲は比較的簡単でした。

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ただ、このサテライトにエアリフトで水を送る為にポンプでエアを送らなきゃいけないんだけどコンセントが近くにない。
ポンプの電源コードが極端に短いからコンセントが近くにないと使えない。
が、ここでエーハイムのライトの便利なポイント!
ライトの後ろにコンセントを差すところが二個もあるんだな~♪
これを使わない手はない。
ということでここにポンプ設置!

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水没の危険がある恐ろしいところに設置。
アカヒレ捕獲の為に下のガラス蓋はないです。
まだ作業はするから蓋はしない。

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念のため誰もいないことを確認。
で、アカヒレを移動して何をするつもりなのか。
アカヒレさんたちはしばらくはサテライト生活です。
あ、あと石巻貝もね。

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続きは次回

水槽30cmキューブに水草を植える・・・だけ!

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ずっと何もいれないままフィルターを回していただけの30cmキューブ。
先日購入したハイグロフィラピンナティフィダが放置されていたのでいい加減植えようかと重い腰をあげました。

まず、水槽の水を全部抜いて。
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ソイルを準備。
今回使うのはコントロソイル・パウダータイプ。
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ソイルをザー・・・
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暗いでしょ!

ヴォルテスを点灯
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これは流石に少ないでしょ!

さらにソイルをザザー・・・
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こんなもんでしょ!

ちょっと奥を高めに均して~
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できた~!

植える水草はサテライトに入れて掛けておく。
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作業がしやすいですよ~。

ちょっとだけ注水する。
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こんなもんでしょ!

いや・・・。
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それはちょっと多いでしょ!

今更どうにもできないのでそのまま水草をピンセットで植栽。
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簡単すぎでしょ!

え?
レイアウト?
んなもん関係ないない!
なんとかうまいこと育つでしょ!

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思ったよりは濁らなかった。

やっと30cmキューブ三兄弟の二つ目が始動!
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水換えしまくって森になるよう頑張ってみます!

翌日には濁りは綺麗になくなってますね。

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左のはフィルターすらつけていないただのインテリアです!
真ん中はアカヒレのおうち。
特にこれといってやりたいことはないのだけれど、贅沢にもエーハイムの三灯式。
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いずれはこのアカヒレさんちもリセットの予定。
次はどうすっかな~。

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