今すぐ使える冬の水替えテクニック!熱帯魚飼育・アクアリウムの水温変化対策

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アクアリウムの世界で飼育する熱帯魚は、元々暖かい地域に生息していた魚たちがほとんど。
しかし、私たちの住む日本には四季があり、熱帯魚を飼育するうえでは季節に合った飼育方法を実施しなければなりません。


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熱帯魚が快適に暮らすために重要な事項は水質と水温なのは言うまでもありません。
このうち四季に影響を受けるのはもちろん水温で、特に冬場の水温の低下には注意しなければなりません。

特に、水替えの時には注意が必要で、冬の水道水はご存知のとおりかなりの低温。

人間で例えてもわかるように、突然部屋の温度が数度でも下がればストレスを感じてしまいますよね?
たとえ水替えの量がわずかでも、それは人間にとってわずかな量であるだけで、敏感な熱帯魚には負担をかけてしまいます。

飼育する上で、水替えは必須ですが水温の変化が気になる。
そんな場合に、少しでも大切な魚たちに負担をかけないようにする方法を紹介。

Contents

本水槽の飼育水に近い水温にしておく

もちろん、水替え時の水温の変化をできるだけ少なくするには本水槽の飼育水と新たに入れる水の水温の差が小さいほどいいのは言うまでもありません。

本水槽にはもちろん、新たに入れる水を入れる容器にも水温計は必須。

本水槽の水温をあらかじめ確認しておき、新しい水をそれに合わせて調節すればそこまでむずかしいものではありません。
そして、その方法もいくつかあります。

ヒーターで水温調節

本水槽の水温と同じ設定のサーモスタットや、同じ温度のオートヒーターでしばらく放置してからあとは水温を確認するだけ。

水温が同じになったら新しい水を静かに注ぎましょう。

これが最も簡単かつ確実な方法。
考えられるデメリットとすれば、低い水温からが多少時間がかかること、水温調節のための容器や設備が必要、電気代がかかる、といったところでしょうが、かわいい熱帯魚たちを大事に思う気持ちがあれば安いものです。

水道水とお湯を混ぜる

どうしても設備を用意することができない場合や、メンテナンスに割ける時間が少ない場合は、この方法でやれば水替えは短時間で終わります。

方法は非常にシンプルで、予備の容器に半分くらい水を入れて水温計を設置。
そこにコンロや給湯で沸かしたお湯を少しずづ注いでいき、本水槽と同じ温度の水を作ります。

この方法での注意点は、水作り用の容器に最初に水を入れすぎないことと、水温をきちんと読み取ること。

水にお湯を徐々に入れていき、高くなりすぎたらまた水を入れて調節できるようにするため、最初に入れすぎないようにするのがコツ。
また、水温計の指示値はわりとすぐに反応はありますが、瞬時に変わるものではないので焦らないように指示値が安定してから読み取るようにしましょう。

しばらく放置しておく

予備のヒーターがない場合の妥協的手段。

冬場の水道水の水温はかなり低いため、たとえ塩素抜きをしていてもそのままの水温の水を本水槽へ入れれば確実に何かしらの影響が出てしまいます。

新しい水を部屋の中でしばらく放置しておけば水道水から出てきてすぐの水温よりは確実に上がります。

本来ヒーターで加温するべきですが、どうしてもその方法がとれない場合は水道水の水温のまま入れるよりはマシなので、しばらく放置作戦をとりましょう。

部屋の中に暖房器具があればその近く、ホットカーペットがあればその上に容器を置いておくのも手です。

もしかしたらこれがヒーターよりもエコな方法かもしれません。
ただ、この加温方法では限界があり、ヒーターで温度管理されている本水槽とのギャップが埋められるほどの効果は期待はできません。

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まとめ

超簡単な方法をざっと並べてみましたが、おわかりの通り、ヒーター、容器、水温計を本水槽とは別にもうひとつ用意しておくことがベスト。

とは言っても、コストやスペースの問題からそのような方法がとれない場合もあるが故の悩みでもあったりします。

その場合、給湯で調節したり室温で少しでも水温をあげておくという方法もありますが、最低限必ず必要なものがあります。
それはもちろん・・・

水温計

何をするにも水温計は必要となるものですし、非常に安価なものなので容器の数だけあって困ることはないので多めにあると便利です。

せっかくの熱帯魚ライフですので、メンテナンスが苦になっては心から楽しむこともできなくなります。
設備投資はケチらずに、必要なものはきちんと揃えて飼育魚、飼育者ともに快適な環境が築けることが理想ですね。

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