ブラインドケーブカラシン【飼育・原産地・体長・水質・水温・特徴・混泳】

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Contents

ブラインドケーブカラシン

英名

Astyanax mexicanus

飼育難易度

飼いやすい

原産地

中米、、メキシコ

全長

7cm


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水質

中性

水温

24~26℃

特徴

野生では洞窟に生息しており、目が退化してしまった魚。
視覚はないが、餌のありかを知り、外敵も察知し、水圧・水流の変化を感じ取ることができる。

ブラインドケーブカラシンはカラシン科の中でも洞窟内に生息する大変珍しい種類。

真っ暗な洞窟の中ではほとんど物が見えず、最近の研究では、体内時計を持たないことによって、消費エネルギーを一定にし、生き延びるのに必要なエネルギーが他の生物に比べて30%近く少ないと言われている。

暗い洞窟の中で生活するには眼は必要性が無いため、退化してしまった。

生まれたばかりの稚魚には小さな眼がるが、2週間ほどで薄い膜に覆われ、皮膚の中に埋もれてしまう。

眼を失った彼らはどのようにして獲物を捕らえることができるのか。

岩などにぶつかることは無いのか。

彼らは、眼を失った変わりに側線器官を発達させ、これは人間で言う耳の役割をする。

水中での物音を敏感にとらえて獲物を捕まえているのだ。

つまり、見ることができなくなった彼らは、聴く、嗅ぐ、触る、などの他の器官を発達させることにより、見事にその環境に適応して生き抜いている。

動物の適応能力の素晴らしさを感じる種だ。

飼育のポイント

単独飼育にして、生態を観察するのがおすすめ。
性質は荒い部類に入ります。

ひとこと

見た目も性質も特殊な種類で非常に興味深いものがあります。
観賞魚というよりはその生態がしりたくなりますね。
気性はかなり荒いようなので混泳は避け、単独で飼育し色々な環境での行動を観察してみると面白いかもしれません。

この魚が販売されているかはわかりませんが、変わった種類を求めている方にはいいかもしれません。
餌や外敵をどのように察知するのか?その精度はどのくらいのものなのか?
色々実験してみたいですね。

単体での実験もいいですが、大量に導入するとどうなるのか?
テトラなどのカラシン系のほとんどは群れをなして泳ぐ、いわゆる群泳する性質を持っていますが、このブラインドケーブカラシンも群れるのでしょうかね?

群れるとしたらうまく泳ぐことができるのでしょうかね?
不思議です。


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