アカヒレは餌なしでも飼育できるのか?与えないメリット・デメリットは?

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コップで飼えるコッピーの愛称で親しまれるアカヒレ。

低水温でも生きられるほどの丈夫さが売りですが、餌を与えないで飼育することはできるのでしょうか?


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まず、飼育する生体に餌を与えるのことによるメリット・デメリットを考えてみましょう。

Contents

栄養バランスの整った餌をきちんと与えた場合のメリット・デメリット

メリット

・健康に丈夫に育つ
・体が大きくなる
・体色の発色が良くなる

デメリット

・食べ残しによって水が汚れる
・糞の量が増えて水が汚れる

と、おおまかにこれくらいでしょう。

これは、アクアリウム、熱帯魚飼育の基本となることなので理解されてると思います。

魚たちに栄養バランスのとれた餌をきちんと与えることによって、健康におおきく育ちます。

また、健康状態がそのまま体色に現れるので餌の効果によって色鮮やかに発色します。

そして、餌を与えることによるデメリットは水が汚れること。

水が汚れる原因は、生体が生きることではなく、人間が餌を与えるためですね。

では、餌を与えなかった場合はどうなのでしょうか?

餌を与えなかった場合のメリット・デメリット

メリット

・水が汚れない(汚れにくい)
・餌やりの手間やお金がかからない

デメリット

・体が大きくなりにくい
・餓死する
・体色が褪せてしまう

と、こんな感じでしょう。

アカヒレは丈夫さが売りですが、あくまで観賞魚として飼育する場合、体色が褪せてしまうことは気になります。

餌を与えないで済むとなると、餌やりの手間が省ける上に、水が汚れにくいので水替えやろ過機の掃除などの管理も非常に楽になります。

アクアリウム、熱帯魚飼育で最も負担となるのは水替えや水槽・ろ過機の掃除です。

この作業の負担を軽減できるというのはメリットとしても大きいですね。

しかし、体色が褪せてしまったり餓死してしまうことが気になる方も多いと思います。

では、餌を与えないで放置しておくと、どれくらい体色が落ちてしまうのか、そのまま本当に餓死してしまうのでしょうか?

アカヒレは餌なしでも生きていける?

まず、私の経験上では餌は与えなくても生きていけると実感しています。

他にも、ネットで調べてみても特に気にして与える必要があるわけではなさそうです。

元々丈夫な魚ですので、なんにしてもとにかく強いのがアカヒレです。

実際に水槽に数匹いれたまま何か月も放置しても全然元気に生きています。

もちろん、ろ過器がきちんと成立している場合です。

アカヒレは、ボトルアクアなどで1、2匹程度を飼育するといった飼い方もできますが、この場合は特に餌は必要ないと思います。

水量が少ないほど、餌の食べ残しや糞によって有機物濃度が上がってしまいますので、どうしても餌を与えたい場合は、数秒で食べきる程度の量だけ与え、その後には必ず半分程度の水替えを行うと、良好な環境が保てるでしょう。

ただ、餌を与えないことでの疑問の中で、「餓死してまうのでは?」という心配はあると思います。

アカヒレは何を食べて生きているの?

これは、環境によって違うので一概には言えませんが、わかりやすく言えば「何かしらを食べて生きています」

アカヒレには、市販の餌を与えなくても、水槽内に発生した微生物やミジンコなど、何かしらを見つけて食べているようです。

水が汚れた場合や、水替えなどによる水質の変化にも強く、低温にも強いため病気にもなりにくく、とにかくアカヒレは丈夫です。

さらに、餌なしでも何かしらを食べて生きているというところも、アカヒレの強さのひとつと言えるわけですね。

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餌を与えないと体色が褪せるのでは?

これは、比較実験をしてみないとわからないことなのですが、餌の中には色揚げ用というものがあるくらいなので、多少の違いはあると思います。

魚の体色は、その個体が健康なほど発色が良くなり、くっきりと色鮮やかに見えるものなので、バランスの取れた餌を食べているかどうか、良好な環境で飼育できているかどうかのパラメータにもなります。

故に、餌を与えているほうが発色はいいはずです。

ただ、その違いが目に見えてわかるほどなのかというと、アカヒレの場合はさほど違いがないように私は感じます。

きっちりと管理をして色揚げなどを行っている専門のブリーダーの方からすれば、全く違うのかもしれませんが、一般家庭で飼育する場合には気にするほどではないと思います。

重要なのはすべてのバランス

結局のところ、アカヒレ飼育では餌を必ず与えないといけないというわけではありません。

しっかりと飼い込んで綺麗に発色させたいならば、色揚げの餌を与えていくことになります。

しかし、定期的に餌を与えるということは、同じように定期的に水替えが必要になるというわけです。

餌の頻度が多ければ、水替えの頻度も多くなります。

逆に、管理を少しでも楽にしたい場合は、餌はできるだけ与えるべきではないということになります。

つまり、飼育上の管理の負担と、魚たちに少しでも健康で綺麗な状態でいてほしいかどうかのバランスということです。

飼育水の水を汚すのも、魚たちを綺麗に発色させるのも飼育者次第です。

まとめ

アカヒレは、低水温でも病気になりにくく、水替えによる水質の変化や、飼育水の汚れにも非常に強い種類の魚です。

私も、アクアリウムを始めた時は最初にアカヒレを飼育し、ある時から一年間水替えをせずに足し水だけで一匹も死なせずに飼育することもできました。

それほど丈夫で飼育しやすいアカヒレ。

その後も餌を与えずに放置していても、特に何も変わらずに元気に生きていました。

アカヒレの強さは、水質水温の変化に対してだけでなく、餌なしでも生きていけるというのも強さのひとつです。

色揚げをしたい場合は餌を与えて水替えを頑張りましょう!

水質の悪化が気になる場合は、餌を与えなくても大丈夫ですので、適度な水替えのみで楽しみましょう。

自分に合った飼育スタイルを見つけ出して、人間にも魚にもストレスのないアクアリウムライフを送りましょう!

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