金魚飼育に適した水槽レイアウトを作る4つのコツ!

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金魚飼育水槽のレイアウトはどのように作っていけばいいのでしょうか?

健康で快適ながら、美しい空間を創り上げるために、いくつかポイントがあります。

飼育と環境を両立させていくために、注意点やコツがありますので、参考にしながらチャレンジしてみましょう。


Contents

金魚飼育水槽のレイアウトについて

金魚飼育水槽でのレイアウトは、ネイチャーアクアリウムとして成立できる熱帯魚飼育のレイアウトとは少し違ってきます。

金魚の特性を知り、快適かつ良好な環境を維持するために、レイアウトもしっかりと考えていかなければいけません。

レイアウト作成のための4つコツをヒントに、自分なりの正解を導き出して下さい。

1.水槽と飼育数を考慮する

水槽と生体をまだ準備していない段階であれば、レイアウト作成にあたって水槽サイズと飼育匹数も頭に入れておく必要があります。

金魚を水槽で鑑賞用として飼育する場合には、側面からの鑑賞と上からの鑑賞のふたとおりがあります。

アクアリウムの文化が発達したことによって、水槽で側面から鑑賞することがメインとなりましたが、日本の文化として、金魚は上から鑑賞するものというスタイルが古くからあります。

また、金魚は丸い容器をくるくる円を描くように泳ぐ姿が見ごたえがあり、またその動きによってヒレが大きく美しく発達し、成長していくとも言われています。

レイアウトを楽しみたい場合は、水槽で側面から鑑賞する方法と、鉢で上からや横から鑑賞する方法があることも選択肢として考量してみましょう。

飼育容器もレイアウトのひとつだと考えていけば、金魚飼育と鑑賞の世界は広がっていきます。

2.水流を弱くする工夫を

金魚は、流れの弱いところをゆらゆらと泳ぐのが魅力的で、特徴となる体形やヒレの形を維持するためには、水流が大きく関係してきます。

水流の早い環境での飼育は、泳ぎの得意でない金魚にとってはストレスになりますし、美しい体形が保たれにくくなります。

レイアウトを考え、作成していく段階で、激しい水流が起こらない工夫もしていきましょう。

フィルターの選定や、フィルター出口の改造なども金魚飼育水槽レイアウトに関係してきますので、じっくりと考えながら使用するアイテムを選んでいきましょう。

3.水草育成は難しい

金魚は口に入るものはとりあえずなんでも食べようとするので、葉のやわらかい水草や、小さな水草は金魚に食べられてしまう可能性があります。

また、水槽内の掃除や、水替えの頻度も多くなるのが金魚飼育ですので、それらの要素を考慮すると、熱帯魚飼育のようにメンテナンスフリーで水草育成と両立させるということは難しくなります。

金魚飼育水槽のレイアウトで水草を使用したい場合は、葉の堅い水草を鉢植で置くなどの工夫が必要になってきます。

4.メンテナンスを考慮する

金魚飼育水槽のレイアウトは、熱帯魚飼育水槽のようにメンテナンスフリーにすることは難しくなります。

水草は食べられてしまうので、ネイチャーな環境は作りづらいですし、水が汚れやすい分、こまめな水替えや掃除が必要になってきます。

レイアウト作成で重要なことは、景観とメンテナンスのバランス。

金魚飼育では、やはりゆったりとした環境を準備してあげるべきですので、水流は弱め、泳ぐスペースは広め、食べられる水草は植えないで、メンテナンス頻度は少な目とするのがベストです。

簡単な方法は、底床には何も敷かずに、置物だけでレイアウトする方法もあります。

金魚飼育水槽のレイアウトはとても重要

鑑賞の視点で見れば、美しい景観の中で金魚が泳ぐ姿が見たいもの。

しかし、レイアウトは、景観だけではなく、飼育管理から金魚への影響もしっかりと考慮しなければいけません。

まず始めに重視しなければいけないのは、やはり金魚の住空間をストレスフリーにすることからです。

次に、環境維持のためのメンテナンスを継続し、可能な範囲で装飾することを考えていきましょう。

レイアウトばかりに気をとられて、生体に悪影響を与えてしまっては本末転倒です。

無理なレイアウトを考えるよりも、再現可能な範囲を把握して、少しずつ作り上げていきましょう。

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