失敗しても動かせない!最適な水槽設置場所の条件は?

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熱帯魚飼育を始める前に、水槽を設置する場所を決めておくことは重要です。

どのような場所が最適なのか?
どのような場所は避けるべきか?

一度置くとなかなか動かすことができない熱帯魚水槽。
失敗しないためにも最適な設置場所の条件を理解しておきましょう。


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熱帯魚も人間と同じ生き物。
人間と同じように、周囲から受ける刺激が多い場所や、環境の変化が激しい場所は、熱帯魚にとっても非常にストレスになります。
また、水槽は重量物であり、思わぬ事故をまねくこともあるので、様々なことを想定しながら、設置場所を決定しましょう。

Contents

直射日光は避ける

これは、熱帯魚、金魚、メダカなど、水槽での生体飼育では常識の話。

水槽に直射日光が当たると、夏場には水温が異常なほどに上昇し、急激な飼育水の腐敗します。
それにによって、飼育水は酸欠状態になり、生体が生きていられなくなる環境になってしまいます。

夏場でなくても、日光が当たっていると、コケが生えたり、飼育水の汚れが促進されたり、水温の変化が激しく生体が弱ったりとさまざまな弊害があるため、直射日光があたる場所だけは絶対に避けましょう。

騒音や振動もストレスになる!?

これも普通に考えたらわかることですが、水槽の近くで、頻繁に大きな音や振動が発生する場所は避けましょう。
熱帯魚は、飼育していくうちに多少は環境に慣れ、飼育者にも慣れてはくるものですが、基本的には臆病な生き物で、騒音や振動には敏感なので非常にストレスになります。

人間の生活時間だと、明かりのついている時間も長いですし、テレビの大きな音や、部屋を歩いたりドアを開け閉めしたりする音や振動が頻繁に水槽へ伝わると、熱帯魚たちはそのたびにびっくりしてしまうので、できるだけ静かに暮らせる環境を用意してあげましょう。

安定した場所を確保する

熱帯魚水槽の重量はおよそ70~100キロ近くにはなります。

これにさらに、ろ過器や照明、レイアウトに使用する砂や岩などを加えるとかなりの重量になってきます。
適当な棚や畳の上は絶対に避けるようにしましょう。

また、きちんと平らな場所に設置しないと、ガラス水槽にひずみが生じ、飼育水の重さによって水槽にひびが入ったり割れたりすることがあるので不安定な場所に置くことだけは絶対に避けましょう。

最近では、水槽を購入すると、専用のマットが付属されていることがほとんどで、このマットを敷いておくだけでも、多少の力を吸収して、ひずみを軽減する効果があるので必ず使用するようにしましょう。

作業スペースを考慮する

熱帯魚飼育といっても、ただ熱帯魚を眺めているだけでは飼育してはいけません。
快適な飼育環境を意地するためには、水替えや水槽やろ過器の掃除、レイアウト変更など、想像以上に大がかりな作業が沢山あります。

そのためにも、十分なスペースが確保できる場所を選ぶ必要があります。

また、メンテナンスには様々な道具を使用するので、収納スペースなども考慮しておくと、作業がスムーズにできるようになります。

このメンテナンススペースを考えずに設置してしまうと、作業が困難になるだけでなく、周囲の家具や床を汚してしまったり、家電を故障させてしまったりといった思わぬ事故を起こすこともあるので、余裕のある空間に設置するようにしましょう。

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インテリアとして考える

熱帯魚飼育を始めるのだから、当然、水槽も部屋の演出アイテムのひとつとして利用したいところです。
せっかくなのでよく見える位置に設置したいものです。

なかなかいい場所が見つからないこともあるかもしれませんが、そこは思い切って、水槽を優先した配置に模様替えしてしまったほうがいいかもしれません。

まず最初に水槽を鑑賞したい場所を決め、それから、作業スペースを確保し、空いたスペースを人間の生活空間として配置していくという順序で決めていくとうまくいくかもしれないですね。

万が一の事故を想定する

熱帯魚水槽は、見る人に癒しを与えてくれる素晴らしいアイテムではありますが、それと同時に、万が一の事故が起きた時のリスクも多少なりともあります。

気にしすぎると設置場所を決められなくなってしまいますが、「もしこうなったら・・・・」という想定はしておくに越したことはないです。

熱帯魚水槽の維持には、様々な器具を使用するため、電源も多く使用しますが、水がかからないよう、器具が水没しないように考慮して設置しておくにこしたことはありません。

特に、コンセントの位置は重要で、漏電や火災などの危険もあるので、離れた位置で管理するなどの配慮をしておきましょう。

また、ちょっとした、衝撃や、地震などで水槽が割れてしまうこともあります。
そうなった場合、倒れてきたりするような場所は危険なので、生活スペースに近すぎる場所は避けたほうがいいかもしれません。

まとめ

ここまでいろいろなことを書いてみましたが、結局あまり考えすぎると、「熱帯魚なんてやめようかな・・・」となりそうですが、あまり神経質になりすぎても決まらないので、これらのことを考慮しつつ、どこが一番バランスがいいかを考えて決めればいいと思います。

一つ一つ見ていけばどれも重要なことなのですが、どれを優先するかは人によって違うのではないかと思います。

水槽を頻繁にいじりたい方や、水替えなどの作業が面倒だと思う方は作業性重視になりますし、それよりも、近くで魚たちの動きをよく見たい方は、狭くても生活スペースにより近いところに設置したいと思うでしょう。

そこらへんはやはり、自分なりのバランスというものを考えて決めるしかありませんね。

ちなみに私の場合は安全性を重視します。
まあこれは職業病といいいますか、常にリスクを考えてしまうので、もしこの水槽が倒れたら、地震が来たら・・・・、子供が頭から突っ込んだら・・・・などと、ゾッとするようなことまで想像してしまいます。

「そんなだったら飼うなよ!」って話なんですが、それが趣味ってもんです!
多少のリスクがあってもやりたいのが男の性なんですねw

この記事が「最低限これくらいのことは考えておいたほうがいいですよ」という参考にでもなればと思っています。
安全に楽しい熱帯魚ライフが送れるよう、計画的に進めることをおススメします。

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