水槽管理で頭を悩ませるのはやはりコケ。
どんなに頑張って綺麗にしてもコケが全く生えないということはありません。
必ずしも何かの対策をしなければいけないのがアクアリウムというものです。
ただ、コケ取り生体をうまく使えば管理が楽になるのも確かです。
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水槽の管理はとにかく大変です。
生体が謎の連続死したり、水が腐ったり、コケだらけになったり。
アクアリウムがうまくいかない時は、必ず何かがおかしくなっている時です。
特に、コケはすぐにバランスが崩れたことを知らせてくれますし、一度コケが生え始めると環境は雪崩のように崩れ始めます。
この、コケの管理を生体の力によって管理できたらそれほど楽なものはありません。
そう思って色々と試してみたくなりますが、どれが本当に効果的なのかわからないのも事実。
今回は、私の経験をもとにどんな生体が一番効果があるのかをご紹介します。
Contents
コケが生えるのは手を加えるべきタイミング
水槽の環境管理は、放置できるのであればそれに越したことはありません。
ほとんどの問題は水替えでなんとかなるというアクアリストもおられるほどで、究極の管理システムは水替えのみで他は何もしないということ。
これはある意味正解で、コケが生えてしまうのは本当に何もしなかったか、水替えの頻度が間違っていたとも言えます。
問題は、管理者が水槽をどのように扱っていたかを分析しなければ、コケの原因と対策はわからないもの。
ですが、いずれにしても、コケが生え始めた時は、今までの管理ではバランスがとれないというサインです。
まずはコケを除去して、今までの管理を見直す時たどいうことです。
コケとどのように付き合うのかを決める
水替えの頻度を改善し、コケ対策できたとしても、今度は自分の行う管理体制と水槽環境のバランスも考える必要があります。
コケに悩まされるのなら、餌を減らせばいいし、水替えの頻度を変えればいいし、生体を減らすという対策もあります。
また、こまめに人間の手でコケを除去するというやり方もあります。
考えるべきことは、それがめんどくさくないかどうか。
ずっと自分が続けられるかどうかです。
どれをとるにしても、何かが追い付かなくなるのは目に見えています。
コケの足が速く、自分の管理が追い付けるかどうか。
それができないのであれば、管理の限界だと見て扱う生体数などを減らすしかありません。
これが、コケとどのように付き合っていくのかということですし、もっと言えばアクアリウムとどう向き合うののかということ。
諦めずにコケと戦いながらでも自分が頑張って水槽を綺麗に保つのか。
それとも、自分が楽に管理できて綺麗に保てる水槽の環境を作るのか。
そのいずれかだということですね。
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コケ取り生体に頼ってはいけないのか?
もちろん、人間の手でコケを除去するだけでなく、生体たちの力を借りるという手もあります。
ただ、これは水草水槽などのレイアウトを崩したくない場合や、管理がどうしても追い付かない場合の話。
私の経験上、水草水槽でコケが生えてしまった場合、生体での対策は難しいと感じました。
ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビでの対策が最も有名で、確かにコケをツマツマやってくれて綺麗になる場合があるようです。
ですが、水草水槽でコケが一度生えてしまって手に負えない場合、その水槽はほぼ失敗に終わると思っています。
アクアリウムはどうしたらうまくいくという正解はないものですが、コケに覆われ始めた環境を覆すことはかなり難しいと思っています。
水草水槽を成功させるには、何度も失敗を重ねてチャレンジして、それを繰り返して何回かに一回成功するというものではないかと思っています。
コケが生えた時点で失敗と見なすかどうかは経験によって違うと思いますが、私はほぼ無理だと思っています。
コケ取り生体に頼ることがダメなわけではないので、一度試してみる価値はあると思います。
ただ、それよりも、うまくいかない原因は必ず他にあるはずなので、そこを改善しなければ成功はしないでしょう。
結局コケ取り生体で最強なのはなんなの?
コケ取り生体で最強なのは「人間」です。
なんてつまらないことは言いません。
間違ってはいませんがね。
ただ、コケ取り生体として最も活躍してくれる者がいるのは間違いありません。
私の意見として、ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビはほんの気休めにしか過ぎないと感じましたし、目先の効果だけしかないと思っています。
それよりも、本当に求めているのは入れておけばいつも水槽内を綺麗にしてくれる存在です。
そんな生体がいたら本当に助かりますよね?
その生体は・・・
コイツ↓
(エビ・貝)カバクチカノコ貝(2匹)
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カバクチカノコガイですね。
石巻貝や他の貝類でも構わないのですが、とにかくこのカバクチカノコガイのコケ取り能力は強力です。
水槽内のルンバです。
壁面についた固いコケも時間が経過すれば綺麗に除去してくれます。
すでにコケだらけになって水槽でも一週間もあれば一掃してくれるので感動ものです。
また、一度導入してしまえば、ルンバは力つきるまで稼働し続けますのでずっと綺麗なまま維持できます。
私はこのことを知ってから新たな水槽を立ち上げる時には先に数匹カバクチカノコガイを入れています。
そうすることで、コケはまず生えません。
また、貝類のメリットはフィルタやホースなども隅から隅まで移動してコケを食べてくれるのでどんな細かいところも綺麗にしてくれます。
デメリットが一つあるとすれば、砂の中に潜る習性があるので、ソイルなどは少し掘られてしまうということ。
ですが、管理者が水替えしたり水槽内に手を入れて掃除することを思えば格段に楽なものです。
手に負えないと思っていた水槽に、騙されたと思って是非導入してみて下さい。
まとめ
コケ取り生体について経験から語ってみました。
生体での対策というのは本当に気休めです。
糸状のコケが生えたからヤマトの出番だ!
なんてやっても私はうまくいくとは思いません。
そうなってしまった場合は、他の部分を改善してまたやり直す必要があります。
ただ、水槽内のルンバ。
カバクチカノコガイだけは入れていて損はないなと本当に思いました。
コケ取り生体で最も役に立つのはカバクチカノコガイ(他貝類)だと私は思っています。
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