メダカの稚魚の生存率を上げるコツは?簡単管理で増やしていこう!

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メダカに限らず、飼育している魚たちの稚魚を見ているとうれしくなりますよね。

ですが、実際に管理してみると意外と難しく、悲しい光景を見てしまうこともあります。

上手に管理すれば、稚魚たちが成長して、また親魚となって卵を産む姿を見られるかもしれません。

稚魚の成長で最も重要視されるのは生存率。

少しでも生存率を上げるためのコツを紹介します。


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Contents

無精卵のカビに注意

メダカの卵を発見した場合、まず最初にすべきことは卵の隔離です。

隔離してしばらくしてから様子を見ていると、白く変色してくるものが目立ってきます。

さらに時間が経つと、卵のまわりがカビのようなものでおおわれていきます。

これは、無精卵と呼ばれる最初から孵化しない卵で、腐ってカビが生えていっている状態です。

このような卵を発見した場合は、すぐにその卵を取り除いて処分しましょう。

カビが生え始めてもそのままにしておくと、メダカの卵は、粘着性のある物質で互いにつながっているため、有精卵にまでカビがいきわたってしまい、全ての卵がカビでおおわれて腐ってしまいます。

有精卵と無精卵の見分け方

産卵直後の卵をよく観察してみると、卵の中に透明の気泡のような粒が確認できます。

これがある卵は有精卵で、逆に中に何も見えない卵は無精卵の可能性が高いとされます。

仮にもし、無精卵を見分けることができあた場合、いくら待ってみても孵化することはなく、ただ腐っていくだけですので発見次第にすぐに処分しましょう。

隔離水槽の水質管理

卵から孵化する日数は、水温に比例して変化すると言われています。

25~30度くらいの水温であれば問題なく孵化します。

ただ、35度を超える高温では、孵化率が格段に低下し、孵化しても奇形が生まれることがあるので、30度以下が水温の目安となります。

容器はできるだけ水量の多いものを準備し、温度変化が少なく直射日光の当たらない場所で管理しましょう。

水温や水質の変化を緩やかにしたい場合は、サテライトを設置すれば管理が楽になります。

ただし、サテライトを使用する場合は、孵化したタイミングを見逃してしまうと、稚魚が本水槽へと流れ込んで、成魚に食べられたりろ過機に吸い込まれたりすることがあるので、毎日よく観察しておきましょう。

孵化して間もない稚魚たちは、自分のお腹の中に栄養を蓄えた状態で生まれてくるので、すぐに餌を与えても食べてはくれず、餌を与えることは水質の悪化を招くだけですので、孵化してから数時間は餌を与えずに様子をみましょう。

孵化から数日が経過し、餌を食べ始めるようになると、今度は餌を切らさないように与え続ける必要があります。

稚魚たちはお腹はすいていても餌を食べるのがあまり上手ではないので、餌はパウダー状の細かいものを与えるようにしましょう。

餌の種類はできれば栄養価が高く、粉状でやわらかいものが理想です。

メダカの稚魚の餌として最も適していると言われているのはブラインシュリンプですが、これは少々手間がかかります。

一般的には高価な魚の稚魚の管理などに用いられますが、興味があれば挑戦してみてください。

最も成長を促す餌の与え方

稚魚たちに餌を与える場合、その餌の食べやすさは重要ですが、さらに生存率を上げる方法としては、餌を一回に与える量を少なくし、回数を増やすといった方法です。

一日に与える餌の量は変わらなくても、この方法で与えた場合には、さらに生存率が上がります。

とにかくメダカの稚魚は餌を切らしてしまうとすぐに死んでしまうため、とにかくこまめに餌を与え続けることが最も重要となってくるわけです。

仕事や学校など、忙しい中でも稚魚を成長させたければ、毎日かかさず餌を与え続けるしかありません。

ただ、水量が少ない場合は餌の当たる量を間違えると逆に水質悪化によって死滅させてしまうので、餌を切らさないよう、水質を悪化させないようバランスをとる必要があるため、シビアな管理になってしまいます。

この餌やりの段階で失敗したくないのであれば、隔離する時点でかなり余裕のある容器を準備しておきましょう。

本水槽へ移動するタイミング

ある程度まで成長した稚魚たちを本水槽へ移すタイミングの目安として、親魚と混泳が可能な大きさは、大体2cm程度と言われていますが、実際に混泳させてみると、体の小さい稚魚が追い掛け回されたりしてストレスのかかる状態になる場合があります。

稚魚たちにとって安心して泳げる環境とは言えないので、一番無難なのは親魚と同等、もしくはそれに近いくらいの大きさになってから本水槽へ移すことです。

ここでも油断してしまうと失敗してしまう可能性もあるので、稚魚から親魚になるまでの生存率を少しでも上げたいのであれば、本水槽への移動のタイミングも慎重に見定めたほうがいいでしょう。

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