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サカマキガイ
英名
Physa acuta
飼育難易度
ふつう
原産地
東南アジア
全長
2cm
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水質
中性
水温
23~28℃
特徴
購入してきた水草などにサカマキガイやその卵が付着していたりして、水槽内に知らないうちに侵入することが多い。
特に害があるわけではないが、繁殖力がすさまじく、水槽内で驚く程の速さで増殖していくので見苦しくてアクアリストには嫌われている。
駆除
あまり増えすぎると、水草の食害も発生するこのサカマキガイ。
水槽内に入ると最悪なので注意。
「別にサカマキガイくらいは気にならないよ」
と思われるのなら別に構いませんが、最初は気にならなくても、驚く程の速さでものすごい量に増えていきますので結局はいつかは気になると思います。
サカマキガイが水槽に入ってしまった場合、少数のうちから対処しないと、一旦増え始めると、倍々ゲームで爆殖するので、見つけた時点で潰してしまうか、捕獲して密閉容器などに入れて乾燥させて駆除しましょう。
ただ、間違っても家庭用排水には生きたサカマキガイを捨てないように!
駆除するにはひたすらつまみ出していくしか対応方法はありませんが、繁殖の速さは尋常じゃなく、水草水槽などで、レイアウトが複雑になっている場合は、すべて駆除するのは困難で、増殖と駆除のイタチごっこになってしまいます。
そして、人間が根負けして駆除を怠ると、増殖は加速し、急激に増えすぎて景観を損ない、せっかくのレイアウトが台無し。
最後には残る対処方法は、苦労して作ったレイアウトを崩して全てリセットするしかありません。
もちろん、同じことを繰り返さないためにも、そこで使用した水草やソイルは全て処分。
水槽やレイアウトに使用した石、流木など全て一旦乾燥させて仕切り直しとなってしまいます。
そのような最悪な事態にならないためにも、とにかく水槽内には入れないようにすることが第一。
特に、管理がずさんなホームセンターなどではほぼ水草についてくるのでそのような店では購入しないこと。
店内で水草が入れてある水槽を見ればすぐにわかりますのでよく観察してみてください。
もし、少しでもサカマキガイがいた場合は、もうその店には用事はないですね(^_^;)
購入した水草に、貝そのものがついていなくても、卵が付着している場合もあります。
卵は見た目では見つかりにくく、管理がきちんとしているショップでもついている場合があるので、水草は購入して手で軽くなでるように洗ってから本水槽に導入するようにしましょう。
水草を洗う場合は、流しでは洗わず、バケツに貯めた水などで洗い、その水は塩素系洗剤などで生体を死滅させてからながすようにしましょう。
万が一、水槽にサカマキガイが入ってしまうと、その水槽の末路はリセットしかなくなるのですが、リセットを回避できるかもしれない救世主的生体がいます。
その名も「スネールキラースネール」
「貝を殺す貝」という意味の名前で、その名の通り、この貝は、小さな貝なら捕まえて覆い込み、貝の身を食べてしまいます。
サカマキガイ対策として、唯一生体での対策として有効です。
「どうしてもレイアウトを崩したくない」
「リセットはしたくない」
「だけどサカマキガイは駆除したい」
「サカマキガイだけ綺麗にいなくなってほしい」
そう思われる方は試してみるのもいいかもしれません。
重要な注意点
サカマキガイのいる水槽の飼育水を家庭用の排水に流すと、浄化槽や処理水タンクの中で繁殖してしまうことがあるので注意。
自宅の水槽にサカマキガイが入ってしまった場合は、水換えはせずに足し水のみで管理するか、水槽をそのままの状態で水槽ごと死滅させてリセットして、駆除をきっちり自宅内で完結させましょう。
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