非常に飼育しやすく人気の高いグッピー。
飼育から産卵まで容易に行えるので初心者でも楽しめる種類です。
しかし、寿命が短いという難点があり、少々悲しい思いもすることがある魚でもあります。
では、寿命で力つきてしまう時に見た目や動きなどは判別できるのでしょうか?
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寿命が近づくと衰弱していく
寿命で力尽きる時期が近づいたグッピーは、見た目で明らかに衰弱していく様子がわかるようです。
まず、体色が鮮やかでなくなり色が薄くなっていきます。
次に、ヒレの張りがなくなって短くなったり割けたりします。
さらに、体の筋力が衰えていくと、グッピーの特徴でもある大きなヒレを支えきれなくなって尾ひれは下に垂れ下がったようになって背中も曲がってくるような症状も見られるそうです。
ただ、水質の変化や環境の変化でも同様の症状が見られる可能性はあるので一概には言えません。
平均寿命や産卵時期から判断
グッピーの寿命は、種類や飼育環境から多少の違いはあるものの、概ね数カ月から二年程度と言われています。
良好な環境で飼育し続ければ、三年くらい生きることもあるようですが、ほとんどの場合、産卵から子育てを終えて一年程度で力つきるようです。
病気などにかからず、産卵を終えてから衰弱していくようなら寿命が近づいていると言えるでしょう。
病気と寿命の判別
飼育しているグッピーが衰弱しているからと言って、必ずしも寿命が近づいているとは限りません。
劣悪な環境で飼育していれば病気にかかって弱っているという可能性もあります。
これらの違いは、その後の様子を見て判断できると思います。
特定の個体が何かしら様子がおかしく弱っている場合、ひとまず様子をみましょう。
数日経過して、他の個体にも同様の症状が現れた場合は何かしらの病気が水槽内で蔓延している可能性があります。
逆に、ある特定の個体のみが徐々に弱っていくようだと、その個体のみの寿命なのかもしれません。
ただ、まとめて数匹の個体を導入した場合は、寿命も近い時期に訪れる可能性もあるので、絶対に判別できるとは言えません。
基本は良好な環境を保つこと!
飼育を楽しむためにも、生体に長く生きてもらうためにも、飼育環境を良好に保っておくに越したことはありません。
病気で衰弱しているのか?寿命が近づいているのか?の判断は、管理者自身がしっかりと良好な環境で飼育していると自信を持って言える状況であれば、判断はできるはずです。
あれこれと手を加えたり、過密状態で飼育したり水替えを怠ったりしている状態で、病気なのか寿命なのかと問われても、それは管理者自身がわからないのと同じように、質問を受けた人にはわかりようがありません。
わからないということは、水槽の環境を理解できていないともいえるので、そういった場合は環境の悪化も考えられるということですね。
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まとめ
グッピーは産卵が容易であり、寿命も短い魚のため、次から次へと生んで次から次へと死んでいくということ。
寿命が近づいている個体に関しては、体色が薄くなったりヒレにハリがなくなったり割けたりといったことから、ある程度は外見で判断できるようです。
病気になって弱ってしまうこともありますが、良好な環境で飼育できていれば、飼育者自身が見ていて判断できると思われます。
仮にもし、環境が悪くて死んでしまう場合は、導入したタイミングや産卵の時期に関係なく、一貫性のない症状で次から次へと倒れていくので、そういった場合は何かしらの対策が必要と思われます。
寿命で弱っていく姿を見届けるのも、良き飼育者としての使命なのかもしれません。
どうして死んでしまったのかを悩むよりも、きちんと寿命で力尽きるまで飼育してあげることができたと誇りに思えるくらいの気持ちで見送ってあげることができるといいですね。
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