
熱帯魚飼育は始めて、比較的飼育しやすいネオンテトラを飼っている方は多くおられると思います。
青と赤のラインがとても綺麗なネオンテトラですが、時々気になる行動が見られることがあります。
飼育者の期待としては、水槽の真ん中を自由に行ったり来たりする姿が見たいものですが、水槽の下の方にいるばかりであまり上には上がって来ないということがあります。
これにはいくつがの原因が考えられるようです。
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ネオンテトラが水槽の下の方を泳ぐ理由
ネオンテトラが水槽の底のあたり、あまり目立たないところにいるのには、それなりに理由があります。
いくつかの原因が考えられますので、飼育環境と照らし合わせて様子を見てみましょう。
ネオンテトラの性質
熱帯魚は、魚種ごとに泳ぐ層が違い、ネオンテトラは中層~下層を好むので、餌を食べる時以外は、比較的底に近いあたりを行ったり来たりしています。
下のほうにいるのは、ネオンテトラの性質からくるものかもしれません。
たまに中~上層あたりにまで上がることがあるのなら、特に問題はありませんのでそういうものだと受け入れましょう。
また、ネオンテトラは比較的臆病な性格で、群れで行動することを好むので、水槽内で仲間が少なすぎる場合は、群泳ぐしない⇒下層で隠れるように過ごすという行動をとります。
中層あたりを優雅に群れで泳ぐ光景を見たい場合は、飼育匹数を増やしてみてもいいでしょう。
さらに飼育匹数が増えていくと、群れで泳ぐグループと、下層でゆっくり過ごすグループとに分かれることもあるようです。
病気にかかっている
下層に数匹で隠れるように泳いでいるだけなら問題はありませんが、特定の個体だけがじっとしているようなら、病気の可能性を疑いましょう。
病気によって弱っている個体は、明らかに動きが鈍くなっていますので、観察していればわかります。
水槽内で病気が発生すると、他の個体へと感染して蔓延していきますので、見つけ次第隔離して治療に専念しましょう。
また、水槽内の水替えと、他の個体への監視も怠らないようにしましょう。
下向きに泳いでいるのはなぜ?
ネオンテトラが下層を泳ぐことは、病気でない限りさほど問題はありません。
ですが、たまに観察してみると、ネオンテトラが下向きに一生懸命泳いでいる姿を見ることがあります。
下層へ戻りたくても戻れずに、必死に沈もうとしているような光景ですので、見ればすぐに異変に気付きます。
この場合は、餌に原因があることが考えられます。
下層へ潜れなくなるのは、古くなった餌は、酸化が進んでいることがあり、その餌がネオンテトラの体内に入ることによって、ガスがお腹にたまることによって引き起こされます。
すぐにできる対策はありませんが、できることは、古くなった餌を与えないことです。
病気が原因で潜れなくなることもありますが、ほとんどの場合が前者が原因で起こります。
まとめ
ネオンテトラが水槽の下の方にいる原因は以下
・性質上、下層~中層を好み、仲間が少ないと下層に隠れるようになる。
・病気にかかっているため、下層で動かずにじっとしている。
ということが挙げられます。
ほとんどの場合は、気にするほどではないはずですので、そのまま見届けるか、仲間を増やしてあげてみましょう。